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とり ときどき ヒコーキ

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2010年 03月 20日

九州二日目 ~鳥見編~

予定よりだいぶオーバーしてしまったけれど、お昼前には一つ目の目的地、加治木に到着。
空港周辺で舞っていた雪は山を下りるに連れて雨に変わり、加治木に着くころには時折晴れ間ものぞくようになっていました。
あいにく桜島は雲に霞んで見えませんでしたが、雨上がりの鹿児島湾には霧が立ち、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
九州二日目 ~鳥見編~_c0187989_2362116.jpg

ここでようやく、本来の旅の目的である本格的な鳥見スタート。
港や河口を転々としながら、羽を休めるカモやカモメ類を見て回ります。
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河口付近にはマガモやカルガモ、コガモなど、地元でもお馴染みの顔ぶれ。しかし住宅地の周辺には多数の越冬ツバメが飛び回り、やはり地元とは違うと実感します。
潮はこれから上げ潮。わずかに残った砂州には小さいながらハマシギの群れ。
ほかにもアオアシシギやオオハシシギなどのシギチも少数みられました。
九州二日目 ~鳥見編~_c0187989_23131017.jpg

ヨシの茂った遊水池ではゴイサギの群れ。目を凝らしてよく見ると、ヨシ原の中をタシギやバンが動き回っているのが見えてきます。
そんな中に赤っぽい影を発見。しかしヨシ原の奥からなかなか出てきてくれません。しばらく観察して、ようやく赤っぽい胸と真っ赤な足を確認。どうやらヒクイナのようでした。初めての出会いとなるヒクイナ、もっとしっかり見たかったけれど、藪の中に消えた彼は写真どころか全身をじっくり見せてくれることすらありませんでした・・・。

遊水池の奥には白い鳥の一団が。白鷺かな?と思いつつスコープで確認すると、それはクロツラヘラサギの一団でした。(上段左はダイサギ。念のため。)
九州二日目 ~鳥見編~_c0187989_23224100.jpg

いよいよ九州らしい鳥相にワクワクしつつ寝ている彼らが顔を上げるのを辛抱強く待ちましたが、17羽の群れの中にはヘラサギは混じっていないようでした。

そうこうしてるうちに何やら白っぽい鳥が飛来。大きさからカワアイサかな?と思ったら、ツクシガモでした。この子も初見です~♪
九州二日目 ~鳥見編~_c0187989_23244267.jpg

この旅程で会いたかった鳥のひとつですが、こんなにあっさり会えるとは!
若いのかイマイチ色乗りは良くなかったけど、初めて出会う鳥というのは嬉しいものですね。

2時間ほど観察したところで風雨が強くなってきて撤収~。次の目的地、川内へ向かいます。川内といえば有名なカラフトワシがいます。カラフトワシといえば極めて希な迷鳥ですが、川内の個体は幼鳥の頃から毎年日本で越冬しており、今年で18年目になるんだとか。会えたら儲けもん、くらいの気持ちで立ち寄りましたが、スギ林の近くを鳴きながら旋回する雄姿を見ることができました~~♪
しかし雨の中、暗くて写真はダメダメでしたのでお見せできません~、ゴメンネ(^^;
かわりにちかくをちょろちょろしてたかわいいイソシギちゃんを・・・(^^;
九州二日目 ~鳥見編~_c0187989_2342164.jpg


すっかり陽の落ちた国道を北上、本日の宿泊地、出水に向かったのでした。


☆本日出会った鳥たち☆
カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、クロツラヘラサギ、ツクシガモ★、マガモ、カルガモ、
コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ミサゴ、トビ、カラフトワシ★、チョウゲンボウ、ヒクイナ★、
バン、オオバン、シロチドリ、ケリ、ハマシギ、オオハシシギ、アオアシシギ、イソシギ、タシギ、ウミネコ、
キジバト、カワセミ、ツバメ、ハクセキレイ、タヒバリ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ミヤマガラス、
ハシボソガラス
以上41種。(★は初見の種)

by spica_eagle | 2010-03-20 22:59 | 野鳥


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