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とり ときどき ヒコーキ

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2010年 05月 02日

ヒメギフチョウ

写真仲間の先輩に、ヒメギフチョウ撮りに連れてってもらいました。
新潟はほぼギフチョウ域なので、ヒメギフチョウはめったに見られません。今回はお隣の長野県まで足を伸ばすことにしました。

この産地はギフチョウとヒメギフチョウの混生地らしいのですが、個体数はヒメギフチョウの方が多いんだそう。いずれも自治体指定の天然記念物として、大切に保護されているそうです。
今年は雪が多かったせいか、訪れたときにはまだ日陰に雪が残り、カタクリもショウジョウバカマもほとんど咲いていない状態。ちょっと早かったかな~、と思いましたが、気温が上がってきたらわずかではありますがヒメギフチョウが舞う姿も見られました。

まずはひなたぼっこ。
c0187989_21505560.jpg

ギフチョウに比べて小振りで、ちょっと黄色味が強く感じました。
後翅の斑も橙色ではなく黄色っぽいです。

タチツボスミレ?で吸蜜。
なにしろまだ花が少なくて、なかなか止まってくれません。
c0187989_2155157.jpg

保護地域なので採集する人間はいませんが、チョウが1頭飛ぶだけで数人がぞろぞろとあとをついていく様はちょっと異様な光景・・・。なにしろ普段虫撮ってて同業者に会うことなんてめったにないですから。
なんかちょっと違うんだよな~、とは思いつつ、有名な産地なのにまだ個体数が少なく、連休で(自分も含め)遠くからも人が集まってることを思うと仕方ないのかなぁ・・・。
しかし、中には走ってチョウを追い回してる人たちもいたけど、足下でつぼみをつけているカタクリや新芽を伸ばし始めたウスバサイシン(ヒメギフチョウの食草)に気付いていただろうか。チョウの保護って個体(成虫)を採取しないってことだけじゃないと思うんだけど。

人が増えてきたこともあり、ちょっと離れたカタクリの近くでヒメギフチョウを待ちつつシータテハなどを撮ってまったり。しばらくするとヒメギフチョウは近くの一番綺麗なカタクリの花に止まって吸蜜を始めました。ぞろぞろあとをついてきた人たちが群がりましたが、カタクリの前に座っていた私は特等席で撮影できました。
c0187989_14331.jpg

チャンスは多くなかったけど、とりあえず初ヒメギフチョウを撮りたかった構図で撮れて満足したところでこの産地をあとにしました。

c0187989_17642.jpg

キブシで吸蜜するシータテハ。越冬個体でしょう。個体数はそこそこ見られました。
好みがあるらしく、シータテハはキブシで吸蜜する個体がほとんどでスミレやカタクリには止まりませんでしたが、ヒメギフチョウもまたキブシには来ませんでした。

この日は他に、ルリタテハ、クジャクチョウ、スジボソヤマキチョウ、コツバメなど、早春羽化するチョウと成虫越冬するチョウが何種か見られました。
キビタキやオオルリ、サンショウクイなど、渡来したばかりの夏鳥たちも、まだ葉の開かない雑木林でその姿を見せてくれました。
穏やかな陽気に春の花々。青空に映える北アルプス。
それなりに満足できる写真も撮れて、いい一日でした。

by spica_eagle | 2010-05-02 11:43 | むし


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